ウェブマガジン

魅力的な佐賀の企業を、深く知ることができる記事を毎月お届けします。
“サガまるわかりウェブマガジンSaga Vaccai ー 企業研究編 ー “  読めば読むほど佐賀に住みたくなるはず!?

ひとつひとつの仕事に、真剣に、ていねいにやさしさを込めて
株式会社植松建設

今回は、CSR・SDGsの取組みとして地域の清掃活動や「肥前鹿島干潟SDGs推進パートナー企業」の活動をされている株式会社植松建設を取材しました。
株式会社植松建設は昭和8年創業、土木建設業だけでなく、管工事、水道施設工事、舗装工事、宅地建物取引業などの関連業務も行っている総合建築業者です。

株式会社植松建設
株式会社植松建設 会社外観(増築工事中)

同社のCSR・SDGs活動について代表取締役、植松信安さんと総務部の井上浩幸さんにお話を伺いました。

建設会社ならではの得意分野で活動

植松さんと井上さん
代表取締役の植松さんと総務部の井上さん

活動をはじめたのは会社付近と倉庫のある地区から、水路が溢れて浸水しないよう重機を出してほしいという話があったことがきっかけです。ここ2年はコロナの影響があり、控えている活動もありますが、年に一度のペースで堆積物除去や、高齢化で対応が追いつかない土砂崩れの処理などの清掃活動を行っています。弊社の得意分野である土木関係で協力してきたことが、自然とCSR活動につながっていきました。

浚渫(しゅんせつ)といって水路などの底面をさらって土砂を取り去る作業は、業務でもしているので社員のみんなも手慣れた様子で活動しています。他にも武雄の水害時には洗浄車を使用し、支援活動をしました。

森林保全活動の様子
森林保全活動の様子
重機を使った側溝清掃
重機を使った側溝清掃

鹿島市と一緒に取り組む環境保全活動

CSR活動以外にも、鹿島市と協定を結び「肥前鹿島干潟SDGs推進パートナー企業」として有明海の環境保全を通じたSDGsの推進に取り組む活動もしています。
鹿島市主催の干潟ごみ拾いは、任意参加でしたが休日にも関わらず多くの社員が参加し、社員のお子さんも一緒になって活動しました。

肥前鹿島干潟SDGs推進パートナー企業
鹿島市内で3番目に加盟した「肥前鹿島干潟SDGs推進パートナー企業」
干潟ゴミ拾い活動
社員のお子さんも一緒に参加した干潟ゴミ拾い活動

スポーツ支援を通じた子どもたちの育成

他にもSDGsパートナー事業の活動として、バスケットボールのプロ選手と触れ合えるイベントを開催しました。
イベント後には、参加した子どもや保護者からも「楽しかった」という感想や、イベントをきっかけにバスケットボールを始めたという話を聞くと、企画をしてよかったなと思います。

なぜCSR活動やSDGsに取り組むのか?
-地域への感謝の気持ちが行動に-

当社では、CSR活動という言葉が普及する20年近く前から活動しています。活動に取り組むのは、特別なきっかけや狙いがあるというよりは、ただ単純にお世話になっている地域で困っているという声を聞くと、何か力になりたいという気持ちからです。

また、社員も皆、楽しそうにCSRやSDGsの活動をしています。
強制はしたくない、自然とやろうという気持ちになってくれればいいと考えていますが、自分たちも地域にお世話になっているという感謝や「地域のため」「子どもたちのため」にできることをするという意識で、少しでも地域の力になりたいという社員の思いを感じます。

SDGs事業で開催したイベントが『広報かしま』に掲載されたことで、地元の皆さんからの反響もあり、社員の意識が高まっているようです。

今後の取組み

子どもたちの将来のことを考えたとき、勉強だけでなくスポーツも大事だという考えから、鹿島市内で開催される子どもたちのスポーツ大会に活動費の支援をしています。
こうしたSDGsに関する企画や活動による支援は、スポーツをする環境を整え、教育の一環として役に立てればという思いで始めました。
今後は、子どもたちにとっていい刺激になるよう、スポーツだけでなく科学や音楽など他の分野に繋がっていける支援もできればと考えています。

CSR活動やSDGsへの取組は、お世話になっている地域への感謝の気持ちがあるからこそ継続できているのだと思いました。植松社長の熱い思いを感じ、社員のみなさんも楽しんで活動をされているとのことで、普段している業務が地域に貢献につながる働き方のできる素敵な職場だと感じました。

植松建設から求職者へメッセージ

弊社は、土木下水道補修工事を始めとした管路管理事業もしており、これからも必要とされる業種の一つです。
入社してからも建設系の専門学校への進学や、資格取得に関する費用補助があり、講習代やテキスト代だけでなく交通費も出しています。生活基盤を築きながらスキルアップが可能です。
実際に入社してから業務に必要な施工管理士の資格や大型自動車免許を取得した従業員がたくさんいるので、資格の面で不安がある方でも安心してご応募ください。

バックナンバー