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データからみえる、佐賀の魅力!?

「佐賀にはな〜んもなかもんね〜」と、少し自虐的に佐賀を紹介する人がいるのも事実。“一生行かないと思う都道府県ランキング”で、いつも上位に来るのも事実。でも一度来るとまた来たくなる、一度住むと住み続けたくなる、不思議な佐賀のパワーに魅了される人が最近増えているのも(あまり知られていない)事実なのです。

ということで、その不思議な魅力を、様々な統計データから探ってみることにしました。

子育て世代が幸福な佐賀県!!

子育て世代の幸福度は九州2位、全国12位。

佐賀県では、「子育てし大県“さが”」プロジェクトを推し進めています。妊娠、出産、子育ての支援だけでなく、出会い・結婚からワークライフバランスまで、幅広く子育てを応援する取り組みです。この成果か、都道府県幸福度ランキング(2018年版、日本総合研究所)の子育て世代の幸福度は九州2位、全国12位と高くなっています。

みんなで子育てする佐賀県民!

15歳未満人口割合は13.6%で、九州2位、全国3位。

一般世帯の平均人員は2.67人で、九州1位、全国3位。

三世代同居の割合は12.03%で、九州1位、全国7位。

共働き世帯の割合は32.01%で、九州1位、全国8位。

佐賀のファミリー像について、少し詳しく統計データから探ってみましょう。これらのデータを見ると、佐賀県は家族の人数が多く、おじいちゃんおばあちゃんの同居率も高いから、共働きもしやすいし、子育てがしやすいのかも、ということが見えてきます。でもそれだけではないのです。

6歳未満の子供がいる夫の一日あたりの家事時間は33分で、全国1位。

佐賀のパパたちは仕事も家事も頑張っていて、子育てし大県に貢献しているのです!

子育てし大県(こそだてしたいけん)“さが”

子育てしやすい環境!

小学校の児童一人あたりにかける費用は、全国1位。

小児科の数(人口1000人あたり)は、全国9位。

小児歯科数は、全国2位。

家庭だけでなく、教育や医療面でも子育てしやすい環境が整っています。データから、子供にかけるお金の充実や、小児医療の充実ぶりもうかがえます。学校へのICT機器導入でも、様々な指標で全国1位になっています。

うまかもんがいっぱい!

耕地利用率は132.4%で、全国1位。

たまねぎの収穫量、全国2位。

れんこんの収穫量、全国2位。

アスパラガスの収穫量、全国2位。

いちごの10アールあたりの収穫量、全国2位。

ハウスみかんの収穫量、全国1位。

二条大麦の収穫量、全国1位。

子育てしやすい環境に加え、広大な佐賀平野は美味いものの宝庫です。たまねぎ、れんこん、アスパラガス、いちご、ハウスみかん。そして、ビールの材料にもなる二条大麦の収穫量が全国1位。5月頃には、黄金色の“麦秋”の景色が佐賀平野いっぱいに広がります。

うまかもんがいっぱい!

東京の食卓を支える?

のり養殖収穫量、全国1位。

このしろ産出額、全国1位。

その他えび類漁獲量、全国1位。

佐賀には、北に玄界灘、南に有明海、2つの海があり、海の幸にも恵まれていています。東京都中央卸売市場では、このしろ取扱数量、芝えび取扱数量は佐賀県産が第1位。東京の食卓(の一部)を佐賀が支えているのです(笑)

佐賀の食卓に並ぶうまかもん

干しのり産出額、全国1位。

ようかん消費量、全国1位。

合いびき肉の消費数量、全国3位。

緑茶の消費金額、全国6位。

あじ産出額、全国6位。

いわし産出額、全国7位。

即席麺の消費金額、全国4位。

たいの消費金額・数量、全国1位。

総務省家計調査からは、佐賀の家庭の食卓がみえてきます。佐賀県の代表的な特産物である、干しのり、ようかんに加え、お茶(嬉野茶?)牛ひき肉(佐賀牛?)あじ、いわし、(唐津でとれている?)即席麺(←え?焼豚ラーメン?)など。

そして、なぜか“たい”の消費金額、数量が全国1位。佐賀の人はたいをよく食べている!なぜだろう…。

“たい”の消費金額、数量が全国1位

んっ?そういえばあのお方もたいを小脇に抱えていらっしゃる。佐賀県内いたるところで出会う恵比寿さん。なんと佐賀市内だけでも828体が確認されているのだとか。

いかがでしょう?

佐賀県の不思議な魅力を感じていただけましたか。

次回は佐賀と東京の暮らしを比較して、佐賀に住むべき魅力を探ります。
お楽しみに!

出典
・都道府県幸福度ランキング(2018年版、日本総合研究所)
・総務省統計局
平成30年度 国勢調査
平成28年度 社会生活基本調査
平成29年度~令和元年度 家計調査
統計でみる都道府県のすがた2020
・文部科学省(地方教育費調査)
・経済産業省(工業統計調査)

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