2024.9.10
■株式会社キーワードマーケティング
九州佐賀支社 福嶋朋香さん
はじめて見上げた佐賀の空は、広かった。
心に豊さが灯る暮らしを続けたくて、
いろんな選択肢がある中で、進学した佐賀で就職する道を選んだ。
刺激ある仕事とゆったりとした暮らしのなかで
自分の人生を一歩一歩、着実に歩む姿は、充実そのもの。
ー 福嶋さんは、福岡県の出身だそうですね。
福嶋さん 私は、福岡県北九州市で生まれ育ち、高校卒業まで過ごしました。大学進学を機に佐賀県へ移り住みました。高校生当時、地元で地域おこしや地域活性化に積極的に取り組む友人がおり、その存在に刺激を受け、その頃から、私のなかで「地域」とか「ローカル」というワードを意識するようになっていきました。
そんな私が進学した佐賀大学の芸術地域デザイン学部では、芸術やアートだけでなく、考古学、地理学、都市デザイン、異文化コミュニケーションなどを学ぶことで、「地域」についての広い視野を身につけることができたと感じています。
ー 佐賀県での暮らしはどうでしたか?
福嶋さん はじめて佐賀に降り立ったとき「空が広いなあ」と思いました。私の地元・北九州市の小倉という土地は、駅からモノレールがのび、駅前も高い建物が立ち並んでいます。なので、佐賀県の広い空はとても印象的で、とてもいいなぁと思っています。
今は、すっかり佐賀県での暮らしも馴染んできて、お気に入りのスポットもいくつかできました。特に好きなのが、佐賀市富士町にある「暁」という場所です。ここは、「泊まれる図書館」がコンセプトの宿で、時間を気にせずに好きな本を読むことができるので、リフレッシュできます。
また、佐賀県はお隣の福岡県にもすぐに行ける土地でもあります。好きなアーティストのライブや買い物、食事などを目的に出かけることもあります。佐賀県でゆっくりと暮らして、都心にもすぐに遊びにいける環境が気に入っています。
私が大学に入学した2020年当時は、コロナ禍の真っ只中でした。入学式は1年後に延期になりましたし、リモートでの授業が当たり前。友人もつくりづらい状況で、不安も多いスタートだったことを今でもハッキリと覚えています。しかし、「こんな時こそ動かなければ!」と、自ら交流の場を広げていきました。
サークル活動ではかけがえのない仲間ができ、たくさんの経験を重ねることができました。サークル内では広報を担うことがあり、情報発信やイベント告知などに注力しました。それらは学生時代の大きな思い出です。
ー 就職活動はどのように進めましたか?
福嶋さん 私は、2024年に「株式会社キーワードマーケティング九州佐賀支社」に入社しました。就職活動は、3年生の終わりくらいからスタートしました。当時は、ちゃんと働いて、ひとり暮らしを続けていけたらいいな、くらいにしか考えていなかったと思います。 それでも、サークルでの広報活動で情報を発信し、見た人が反応してくれることに喜びを感じていた経験から、徐々に広報関連の業界の情報を集めていきました。 はじめは、佐賀県で働くことは視野に入っていなかったのですが、求人サイトで勤務地や業種で絞って検索していた中で、キーワードマーケティングに出会いました。 若手でも色々なことに挑戦し成長できる環境があって、気に入っている佐賀での暮らしを続けながら希望に近い仕事ができるところに惹かれて選考へ進みました。
北九州の家族は、はじめこそ佐賀県で就職することに驚いていましたが、会社のことや今後挑戦したいことをしっかりと伝えると「あなたらしい選択だね」と言ってくれました。大学時代の同級生の中には、佐賀を出て、東京や大阪で就職した人もいます。都心での暮らしぶりの話を聞くこともあるのですが、落ち着ける場所で暮らしながら働くという選択は私にはぴったりだったな、と思っています。
ー 現在、どんな仕事をしていますか?
福嶋さん 入社3ヶ月が経過したばかりで(2024年7月現在)、やっと研修期間が終わったくらいの時期です。 研修期間中は、名刺の交換や挨拶の仕方などのビジネスマナーから、広告業界の仕組みや広告運用に使用するツールの使い方などを学びました。 なかでも専門用語はなかなか聞き慣れない言葉も多く、苦労しました。そんなときは、すぐに先輩や上司に質問するように心がけています。 先輩たちは優しく、経験も豊富なので、頼れる存在です。
私が働く九州佐賀支社では、広告を世の中に発信するための入稿作業や広告主に結果を報告するためのレポート作成など、多岐にわたる業務をしています。
九州佐賀支社の平均年齢が約27歳と若く、経験をしっかりと重ねながらみんなで切磋琢磨しています。社内部活もあり、チームワークの良さは自慢です。
ー 仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間は?
福嶋さん 仕事はチームで取り組むのですが、仕事をスムーズに進行させ、褒められたときには大きなやりがいを感じますね。成長を見守り、次のステップを考えてくれている先輩がいる中で、少しずつレベルアップをしています。次は、入稿に関わる業務を滞りなくできるようになることが目標です。
また、私たちのクライアントのなかには、誰もが知っているような大きな企業などがあります「佐賀にいながらこんな大きな案件に携わることができるんだ!」と刺激を感じており、やりがいを感じています。
ー これから佐賀県で就職、転職を考えている人にメッセージをお願いします。
福嶋さん 地方って、都会と比べると足りないものが多いとか、生活がしづらいという印象を持つ人もいると思うんです。 だけど、全然そんなことはなくて、むしろ暮らしやすいと私は感じています。 空が広くて、満員電車もなく、食べ物もおいしい。エンタメや流行の情報も昔に比べると入手しやすいですよね。 私が働いている業界は、変化が目まぐるしくて、大きなやりがいと同時にシビアさを感じる部分もたくさんあります。 それでも、会社の外に一歩出ると、ゆったりした佐賀の空気に包まれる。だからこそ、仕事に集中できると思うんです。 そして、休みの日には思い切りのびのびする!地方をマイナスに捉えず、メリットだらけの豊かな暮らし、充実した生活に気づいて欲しいと思っています。